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唾液による新型コロナウイルスPCR検査

最終更新日 : 2021年2月21日

当院で施行した新型コロナウイルスのRT-PCR検査(リアルタイム法)は、15,000件を超え、数多くのご質問をいただいてきました。
特に多かったご質問をもとに、唾液による新型コロナウイルスPCR検査についてわかりやすく解説していきます。

なぜ唾液によるPCR検査が広まったか?

新型コロナウイルスのPCR検査をするときに、検体を採取する方法は、以下の2つあります。

  • 鼻咽頭ぬぐい(鼻やのどの奥から検体を採取する)
  • 唾液(だえき)

鼻やのどからの検査は、咳やくしゃみなど飛沫が多くとぶため、検査に伴う他者(医療従事者を含む)への感染リスクも上がります。
あまりPCR検査が普及しなかったため、多少精度は下がるかもしれませんが、安全性の高い唾液によるPCR検査を厚労省が承認しました。
それにより検査のハードルは下がり、民間の検査機関もPCR検査に参入したことも相まって、検査数が大幅にアップすることになりました。
唾液によるPCR検査がみとめられた根拠をお知りになりたい方は、以下のページをご覧ください。

簡単に言うと、「発症から9日以内の症例では、鼻咽頭ぬぐい液と唾液との結果に高い一致率が認められた」というものです。
その後、無症状の方においても、陽性率が大きく変わらないことから、さらに唾液によるPCR検査の対象者が拡大することになりました。

唾液によるPCR検査の手順

唾液(だえき)の採取を行う方法を解説いたします。
流れは非常にシンプルです。口の中に数分かけて唾液をためていただき、専用の容器にいれたら終わりです。
当院にお越しになった場合を例に、具体的にみていきましょう。

  1. 待合室で口に唾液をためながらお待ちください
  2. 診察室にお入りいただき、専用の容器をお渡ししますので、その中に唾液を入れてください
  3. 検査に関するご説明・ご質問などをお受けして、終了です

上の写真は、唾液をいれる容器の一例です。キャップを外し、口をつけて中に唾液をいれます。
1~2mLの唾液が必要です。1~2mLという量はイメージがしづらいですが、「うまくお話するのが難しいくらい」ためる必要があります。
少しずつ、唾液をしぼりだすように入れてしまうと、泡立ってしまって十分な量の検体がとれません。
一気にお口に唾液をためて、ある程度たまったところで、さらっとした液体部分をいれていただくのがよいでしょう。

唾液を容器に入れる場所は、診察室(上)や隔離スペース(下)がございます。

検体がとれたら検査は終了です。

唾液によるPCR検査を受ける前に準備すること

検査直前の飲食やマウスウォッシュなどは避けてください。

直前に食事をされて検査をすると、容器の中に食べ物の残骸が少し混じったりすることがあり、解析結果に影響してしまします。
また、マウスウォッシュなど口の中の消毒を行ってしまうと、唾液に排泄されているウイルスに影響を及ぼす可能性があります。
そのほか、特に事前の注意点はありません。

唾液をとって何を調べているのでしょうか

新型コロナウイルスは、RNAウイルスです。出していただいた唾液中に、その新型コロナウイルスの遺伝子が含まれているかをPCR検査で調べます。PCRは、ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)の略です。
実際に、検体の中に含まれているウイルスは少ないですが、ウイルスを増幅させて検出します。
あくまで、PCR陽性というのは、このプロセスでウイルスが検出された、という意味であり、イコール(=)感染、というわけではないことに注意が必要です。
反対に、PCR陰性というのは、ウイルスが検出されなかった、という意味です。絶対に感染していない、というわけではありません。
新型コロナウイルスは肺の奥にすみつきやすいため、唾液の中に十分なウイルス量が排せつされておらず検出できていない、ということもありえます。
なんらかの症状があるか、症状がある場合いつからあるのか、濃厚接触のエピソードがあるか、など総合的な判断が求められます。
ご不明点は、お気軽に医師にご相談ください。

当院で新型コロナウイルスPCR検査をご希望の方は、詳しくは以下のページをご覧ください。

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作成 : 大森町駅前内科小児科クリニック 医師