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発熱症状、新型コロナウイルスかインフルエンザ、どちら?

最終更新日:2021年9月14日

新型コロナウイルス(COVID-19)とともに過ごす秋冬を改めて迎えることになります。
2020年の秋冬は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、インフルエンザウイルスの報告数は世界的にも例年に比べて大幅に少ないシーズンでした。
噂されている新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行は、本当に起きるのでしょうか?
コチラのページでは、発熱など症状が出た場合の考え方、対処の仕方について解説していきます。

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新型コロナウイルスとインフルエンザの症状の違いは?

新型コロナウイルス(COVID-19)による症状

人によって異なりますが、ほとんどの感染者では軽度から中等度の症状であり、入院せずに回復します。
発熱、乾いた咳、だるさが最もみられる症状とされています。合わせて、味覚・嗅覚の障害、咽頭痛、頭痛、関節痛、下痢などもみられることがあります。皮膚所見では、手足の指先や体幹に発疹が出ることも報告されています。
息切れや呼吸困難、血中酸素濃度の低下などがある場合は、肺炎の合併も疑われ、重症と判断される可能性があります。その際は、速やかに治療が必要な可能性があります。直接病院に行くのではなく、事前にかかりつけ医や医療機関に電話などで連絡をする様にしましょう。

より詳しく知りたい方は、WHO(世界保健機関)のサイトをご覧ください。

インフルエンザウイルスによる症状

突発的に高熱が出るのが特徴です。急に寒気がして、ブルブル震えたり、関節や筋肉、頭痛など全身が痛くなります。咳が出る場合も多いです。(Source: CDC)

新型コロナウイルスとインフルエンザをどの様に見分けるか

上に記載させていただいた通り、症状はとても似ています。急な40度近い高熱・寒気はインフルエンザをより疑います。しかし、インフルエンザワクチンを接種している場合は、熱が上がりづらく症状も軽く済む場合がありますので、問診や診察のみで両者を区別することは極めて難しいと言えるでしょう。
新型コロナウイルスが流行る以前は、インフルエンザを疑う場合も、基礎疾患のある方や高齢者、乳幼児を除けば、検査も行わずに風邪と同じ様に対処する方法で問題ありませんでした。
しかし、このコロナ流行の時代においては、見分けがつかないためいずれも検査をすることが望ましいと考えられます。2020年11月時点では、当院においてもインフルエンザ迅速検査と新型コロナウイルスPCR検査の同時検査が可能となっております。

新型コロナウイルスとインフルエンザの同時感染はあり得る?

同時感染の可能性は、まだ現時点では症例が少ないため明らかになっていません。
ただし、中国から2020年2月に公表されたデータでは、武漢の新型コロナウイルス感染者の中に季節性インフルエンザウイルスも同時に検出された方がいたようであり、今後の詳細なデータが待たれるところです。

熱が出たときの対処法は?

インフルエンザウイルスの感染であった場合は、薬があります(症状が出る期間を短くできるもの)。商品名では、タミフル®︎、イナビル®︎、ゾフルーザ®︎といったものがあります。イナビル®︎はケースの中に粉末が入っていて口をつけて吸い込む、という投与方法ですが、薬局で指導が必要であったり、吸入の際に咳き込んでしまうケースがあることから、今年はタミフル®︎・ゾフルーザ®︎などの錠剤が多くの医療機関で処方される可能性があります。
一方で、新型コロナウイルスが陽性であった場合は、特効薬はまだありません。しかし、保健所への陽性報告を行うことで、隔離期間中に適切なフォローアップを受けることができ、また周囲への感染拡大防止につながります。
新型コロナウイルス同時感染の可能性や、症状や所見からは両者の見分けがつかないこともあり、当院では、一回の受診でどちらも検査できる体制を整えております。
以下が、当院での検査方法です(2020/11月時点)。

新型コロナウイルスPCR検査

原則、唾液をとる検査です。5分ほどでお口に唾液がたまりますので、検体採取をして終わりとなります。
お子さまは0歳児から対応しており、鼻スワブの検査も可能です。
結果が出るまでのタイミングなど、詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

インフルエンザ迅速検査

従来は、細い綿棒を鼻の奥まで入れる『鼻咽頭拭い』という方法で行うものですが、咳き込んで飛沫が飛ぶリスクが非常に高いため、今シーズンは『鼻咽頭拭い』は行なっておりません。
鼻の穴から2cmほどで採取する方法(医療従事者の管理下であれば患者様ご自身で検体採取ができます)または、鼻汁を使った検査方法となります。
これによって、患者様の負担を軽減できる他、医療従事者の感染リスク低減にもつながります。

まとめ

新型コロナウイルスとインフルエンザの症状の違いや検査・治療について解説してきました。これから初めて季節性インフルエンザ流行シーズンを迎えるため、データが揃っていない、というのが現状です。
当院ではどちらも一度に検査できる体制を整えております(新型コロナウイルスPCR検査はその場では結果が出ませんのでご了承ください)。

予約方法

当院ではLINEによる診療予約を導入しております。
LINEから予約のキャンセル・変更も可能です。

作成者 : 大森町駅前内科小児科クリニック 医師