コラム

子どもの発熱|家庭での対応、受診の目安は?

子どもは大人に比べて免疫力が弱く、発熱しやすいとされています。

発熱は治療を急がなくてよい場合も多くありますが、発熱時になかなか泣き止まないなどの異常や、38度以上の発熱あるいは熱がなかなか下がらないなどの場合には医師に相談する必要があります。

受診を迷ったときのチェックリスト

自身の症状を適切に把握して伝えることは、子どもには難しい場合もあります。ご家庭でお子さまの状態を把握・確認し、以下の項目に少しでも当てはまる場合は早急に受診しましょう。

  • 38度以上の発熱がある
  • 熱が下がらない
  • 息苦しい
  • 夜の寝つきが悪い
  • 尿の量や回数が少ない
  • 食事(授乳)の量が少ない
  • けいれんや呼吸困難といった症状がある
  • 機嫌が悪かったり、泣き止まない
  • 発疹がある
  • 発熱以外に咳や嘔吐などの症状がある
  • ぼんやりしている、反応が薄い

これらの項目に当てはまらない症状であっても、心配なことがあればどんな小さなことでも医師にご相談ください。

子どもの発熱の主な原因や疾患

大人が発症しにくい病気も、免疫が未熟な子どもでは発症することがよくあります。

多くは風邪や中耳炎が主な原因となって発熱を起こしますが、なかにはその他の原因が隠れていることもありますので、症状の把握・確認が大切です。

発熱の原因となる主な疾患は

などです。

発熱時の対処

対処方法を誤ると熱がなかなか下がらず発熱を繰り返したりします。ご家庭でも適切な対処を心がけましょう。

食事

消化によくて刺激の少ないものにしましょう。お粥やゼリー、よく煮込んだうどん、果物ではリンゴやバナナなどがおすすめです。もし、固形物を食べさせることが難しければ、プリンやヨーグルト、ゼリー飲料やアイスクリームなどもおすすめです。発熱で食欲が減退しているという場合は無理に食べさせなくとも問題はありません。

水分補給

発熱時には息が上がって汗も多くかきます。水分不足になりやすく、脱水を起こしてしまうこともあるため、水分補給は欠かさないようにしましょう。水分補給には、湯冷ましやスポーツドリンク、経口補水液などが効果的です。

注意すべき対処

ご家庭での対処についてはお子さまの症状や状態を把握したうえで注意しつつ行いましょう。

入浴

元気がない時や小さなお子さまで38度以上の発熱があるという時には、体力の消耗の懸念もありますので、入浴は避けましょう。元気があっても発熱がある場合は、短時間で低めの温度での入浴がよいでしょう。また、湯冷めを防ぐために、暖かい部屋でからだを拭いて服を着せるようにしましょう。汗をかかないように、服装や室温などには気をつけ、水分補給を行ってください。

睡眠

発熱を長引かせないために、十分な睡眠をとることが重要です。睡眠をとりやすい状態にするためには、適度に熱が逃げるような環境作りが大切になります。過度な厚着や布団の掛けすぎなどで熱がこもるような状態にはしないよう心がけましょう。汗をかいた時はからだを拭いて、服の着替えも行いましょう。ただし、寒気がある場合には首や手足を温めるようにしましょう。

日頃から平熱の把握を

発熱していても食事や尿の量・回数の変化などの異常もなく、子どもの機嫌も悪くない場合には、治療を急がずにご家庭で様子を見ていただくこともできます。また、平熱には個人差がありますので、発熱しているのか、また発熱の程度を判断するためには、平常時に体温をこまめに測って子どもの平熱を把握しておくことが重要となります。さらに、人の体温は運動や食事、入浴などを行った際に上昇するということに加え、朝から夜にかけて上昇する傾向にあります。そのような一時的な体温の上昇の繰り返しなのか、発熱を繰り返しているのかを判断する目安として、平熱を把握しておきましょう。体温に関して不安がある場合や、熱が下がらないなど症状が心配な場合も医師にご相談ください。

高熱は脳に影響を及ぼす恐れも

42度を超える熱は、脳に影響を及ぼすとされています。通常の発熱は、細菌やウイルスに感染した時に脳が自身の体をコントロールして起こしています。細菌やウイルスは熱に弱く、感染した時はそれらを撃退するために体温を上昇させるよう、視床下部の体温調節中枢へ信号が送られています。そして、熱が逃げないように皮膚の血管を収縮させたり、発汗を抑制したり、筋肉を収縮させて熱をつくったりして体温を上昇させて、免疫細胞を活性化させるのです。このような通常の発熱の場合は脳のコントロールによるものであるため、体温が上がりすぎることもなく、42度を超えることもありません。しかし、脳の信号による発熱以外にも、他の要因で体温が上昇することがあります。高温、多湿の場所に長時間いて体温調節機能がうまく働かず、体に熱がこもって体温が上昇してしまう、「うつ熱」という熱中症の状態がこれに該当します。「うつ熱」の場合、脳の信号ではなく、環境などによる体温の上昇のため、42度を超える高熱になることあり、脳障害や死に至る危険もあります。

熱中症の可能性がある場合や42度を超える高熱の場合には必ず医療機関を受診しましょう。

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