インフルエンザについて
感染経路
感染した人の咳やくしゃみによって飛散した唾液を直接吸い込んだり(飛沫感染)、感染者の唾液で汚染されたものを触った手でものを食べたり目をこすったり(接触感染)することで感染します。
症状
1~4日程度の潜伏期間ののちに38度以上の発熱、筋肉痛、頭痛、倦怠感、咳、くしゃみ等の症状が出現します。腎臓、心臓や肺の持病があると急に悪化することがあります。また、小児は痙攣を起こして呼吸困難になることがありひどいときは死に至ることもあります。
渡航の際の注意点
日本では初冬から春先にかけて流行しますが、南半球の温帯地域では4~9月にかけて流行します。また熱帯地域では年中インフルエンザは発生しています。渡航先の気候や季節を考慮した予防が必要です。
当院で接種可能なワクチン
インフルエンザワクチン
料金 | 4,000円 / 回 |
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適応年齢 | 生後6ヶ月以上 |
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接種回数 | 1回(生後6ヶ月~12歳までは4週間程度空けて2回) |
接種方法 | 皮下注射 |
持続期間 | 5ヶ月程度 |
追加接種 | シーズンごとの接種を推奨 |
副反応
接種部位の発赤、腫脹、疼痛、倦怠感、頭痛などが出現することがあります。また、まれにショック、アナフィラキシー様症状(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)が出現することがあります。また、ギラン・バレー症候群、痙攣、肝機能障害、血小板減少性紫斑病、間質性肺炎、脳炎・脳症当を発症する可能性があります。
予防接種を受けられない方
- 明らかに発熱のある方
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 過去にインフルエンザワクチンに含まれる成分でアナフィラキシーを起こしたことがある方
- その他医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
予防接種に際し、医師とよく相談が必要な方
- 心臓病・腎臓病・肝臓病・血液疾患などの基礎疾患がある方
- 発育が遅く医師・保健師の指導を受けている方
- 風邪等の体調不良の方
- 予防接種を受けたときに、2日以内に発熱がみられた方及び発疹・蕁麻疹などのアレルギーを疑う症状が出現した方
- 薬の投与又は食事(鶏卵・鶏肉・鶏由来のもの)で皮膚に発疹が出たり、体に異常をきたしたことのある方
- 今までに痙攣を起こしたことがある方
- 過去に本人や近親者で、検査によって免疫状態の異常を指摘されたことのある方
- 間質性肺炎、気管支喘息等の呼吸器系疾患がある方