コラム

【必見】季節別・流行しやすい感染症まとめ

日本には四つの季節がありますが、その季節ごとの特徴により流行しやすい感染症があります。
その症状を知っておくことで、受診の目安などが分かるようになります。
季節ごとにどんな感染症が流行しやすいのか見ていきましょう。
※あくまで傾向であり、記載の季節以外にも流行することがあります

春に流行しやすい感染症

麻疹(はしか)

症状:身体全体に赤く盛り上がった発疹が現れ、口内に白いブツブツしたものができる。
かぜに似た症状や発熱も。治まるまでに7~10日ほど必要。

風疹(3日はしか)

症状:はしかとよく似た発疹が出るが、はしかよりは症状が軽い。
3~4日で下熱、発疹も2日ほどで消失。発疹消失時に痒みが出る。

流行性耳下腺炎(おたふく風邪)

症状:発熱。耳下から顎のあたりまでが腫れ、痛む。
2~3日で下熱。痛みは2~3日、腫れは1週間ほどで引く。

水ぼうそう

症状:発熱。発疹は発赤→水ぶくれ→かさぶたへと経過し、体から手足に広がる。
また、頭皮や口の中にもできることも。強い痒みがある。

伝染性紅斑(りんご病)

症状:微熱。倦怠感。両頬がリンゴのように赤くなり、腕や太ももにも発疹が現れる。
発疹はプツプツした発疹から始まり、そのうち赤いレース状になる。

夏に流行しやすい感染症

プール熱(咽頭結膜熱)

症状:のどの痛み。目の充血。発熱。3〜7日ほど症状は継続する。
目やにや涙が多くなり、普段とは違うまぶしさを感じる。

手足口病

症状:手のひら・足裏・口内・両腕両足・おしりなどに水ぶくれができる。
水ぶくれは、白い潰瘍になり、1週間ほどで消失。

 ヘルパンギーナ

症状:39度以上の発熱が1〜3日続く。強い喉の痛み。
小さな水ぶくれが多く現れ、2〜3日でつぶれて黄色い潰瘍になる。

流行性角結膜炎(はやり目)

症状:両目に目やに・充血・腫れ・痛み。
発病後1週間頃がピークとなり、徐々に改善する。

秋に流行しやすい感染症

マイコプラズマ肺炎

症状:夕方に発熱し、朝方に下熱。だんだんと強くなる咳。
7〜10日ほど熱が続く。

RSウイルス感染症

症状:発熱。鼻水が出る。1~2週間で徐々に回復する。

ノロウイルス感染症

症状:吐き気。嘔吐。水様性下痢。軽い発熱・倦怠感などを伴うことも。
通常は2~3日で回復する。

冬に流行しやすい感染症

インフルエンザ

症状:悪寒。高い発熱。頭痛・関節・筋肉痛・だるさなど。
3~4日で症状は治まり、1週間前後で回復する。

ロタウイルス感染症

症状:嘔吐。発熱。白痢といわれる白色の下痢便が特徴。
通常は2日ほどで発熱が治まり、1週間程度で下痢も治まる。

溶連菌感染症

症状:高い発熱。喉の痛み。小さい赤発疹が全身に現れる。
舌にイチゴのようなブツブツが現れる。

まとめ

今回あげた感染症は代表的なものであり、この他にも様々な感染症が存在します。
季節をまたいで流行することもありますので、身体の不調を感じたら、医療機関を受診しましょう。
医療法人社団エキクリでは

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