自費診療

AGA(男性型脱毛症)

AGA(男性型脱毛症)

AGA(エージーエー)とは、「男性型脱毛症」つまり男性の薄毛のことです。
早ければ思春期以降、多くは30歳代からみられ、進行します。
前額部(おでこ)の生え際や頭頂部(つむじのあたり)の抜け毛が進むことで髪が薄く(薄毛)なってきます。
AGAの原因として、男性ホルモンや遺伝があげられます。また生活習慣の乱れも関連する場合があります。
AGAは治療できるものです。
ただし、しっかり使い続けることが大切です。
すぐに止めてしまっては効果はありません。
「6ヶ月」は続けて薬を使うようにしましょう。

しっかり治療するためにヘアサイクルを知ろう!

AGA治療効果を実感するまでに、どうして6ヶ月も薬を続けなくてはならないのでしょう?
それは「ヘアサイクル」が関係しているからです。
ヘアサイクルとは、髪の毛が生えてから抜けるまでの周期のことです。

人の一生と同じように、髪の毛も

  1. 生えて成長する(成長期)
  2. 成長がとまり弱ってくる(休止期)
  3. 抜ける(退行期)

ことで常に入れ替わっています。

AGAの方の場合、通常2〜6年のヘアサイクルが、1年未満と短くなってしまいます。
つまり、髪の毛が生えてきても太く成長せずに細いままですぐに抜けてしまう結果、薄毛になります。
AGA治療のゴールは、ご本人が「髪の毛が生えてきた」と満足できることです。
太く成長した髪の毛が生えそろって初めてこの実感を得られるため、6ヶ月は効果判定までにかかります。

AGAの検査と診断

問診と毛髪のチェックをするだけでAGAはほとんど診断ができます。

M型前額部(おでこ)の生え際がM字に後退してくる
C型前額部(おでこ)の生え際の中心部分がメインに後退
O型頭頂部(つむじのあたり)の薄毛
U型、M+O型、C+O型上のパターンが混在したりつながる

円形脱毛症や甲状腺疾患により脱毛がおきている場合はAGAとは原因が異なるため、AGA薬の適応にはなりません。
問診により肝機能障害や甲状腺機能異常が疑われる場合は採血を推奨いたします。
医師の判断によっては、処方ができず皮膚科などを紹介させていただく場合がございます。

AGAの治療

蒲田駅東口クリニックでは、日本皮膚科学会のガイドラインで推奨する薬剤のみを処方しております。
AGA薬は最初が肝心です。
効果を実感・判定できるまでに「6ヶ月」ほどはかかります。
効かないからと言って数ヶ月でやめてしまうと、効果判定ができずかつリセットされてしまいます。
初期脱毛などで不安になる方もいらっしゃいますが、正しい知識を持てば治療も続けやすくなります。

以下をお読みください。

飲み薬(内服)

フィナステリド

AGAの基本となる飲み薬です。
1日1回内服します。
プロペシアとよばれるAGAでは最も古い薬のジェネリック(後発品)です。
当院では価格をお求めやすくするために後発品を採用しております。
効果は先発品と同等とされています。
男性ホルモンを抑えることによって、「抜け毛をおさえる」効果があります。
「発毛・育毛」とは別に考える必要があります。
とくに若年の方は、発毛の力が残っているケースも多く、その場合は抜け毛をおさえるだけで髪の毛がしっかり育つことが期待できます。
「発毛・育毛」をサポートするには後述のミノキシジル外用を併用しましょう。

デュタステリド

AGAの基本となる飲み薬です。
1日1回内服します。
ザガーロという薬のジェネリック(後発品)です。
当院では価格をお求めやすくするために後発品を採用しております。
効果は先発品と同等とされています。
フィナステリド(プロペシア)と薬の利き方はほぼ同じです。
抜け毛をおさえる」効果があります。
より新しく、効果が強いお薬です。
男性ホルモンをおさえる効果が強いため、副作用がフィナステリド(プロペシア)より強めにでる可能性もゼロではありません。
「発毛・育毛」をサポートするには後述のミノキシジル外用を併用しましょう。

ぬり薬(外用)

ミノキシジル5%外用

上のフィナステリド / デュタステリド(抜け毛をおさえるお薬)とは異なり、「発毛・育毛」をうながすお薬です。
1日2回頭皮にぬるお薬です。頭皮のぬった部分にのみ作用します。
血管を広げることで血流を良くして髪の毛を作る細胞(毛母細胞)を活性化します。
発毛が弱っている方の場合、飲み薬(フィナステリド / デュタステリド)だけでは十分な効果が得られない場合があります。
しっかり効果を求める方は、飲み薬(フィナステリド / デュタステリド)で抜け毛をおさえ、ぬり薬(ミノキシジル外用)で発毛を促す治療をおすすめしております。

学会参考資料:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」

エビデンスがまだ多くない分野ですが、当院は日本皮膚科学会学会が推奨度Aとしている治療のみ行っております。

男性型脱毛症(AGA)の治療と推奨度

治療の種類推奨度
フィナステリド内服A
デュタステリド内服A
ミノキシジル外用A
植毛術B(自家植毛術)
D(人工毛植毛術)
ミノキシジル内服D
日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017版」より抜粋

A … 行うよう強く勧める
B … 行うよう勧める
C1 … 行ってもよい
C2 … 行わないほうがよい
D … 行うべきではない(無効あるいは有害であることを示す良質のエビデンスがある)

AGA薬の種類と費用

薬の種類薬の内容1ヶ月あたり費用(税込)
フィナステリド内服薄毛の進行を防ぐ作用があります。「価格」を重視する方にオススメです。5,500円
デュタステリド内服薄毛の進行を防ぐ作用があります。フィナステリドより効果が強いため、「効果」を重視する方にオススメです。6,600円
ミノキシジル5%外用発毛、育毛の効果があります。単独では効果は強くないため飲み薬と併用をおすすめします。6,600円
フィナステリド内服・ミノキシジル5%外用セット効果を実感したい方向け。セット価格(500円OFF)となっております。11,600円
デュタステリド内服・ミノキシジル5%外用より効果を実感したい方向け。セット価格(500円OFF)となっております。12,700円

副作用

フィナステリド / デュタステリド内服

勃起機能不全(1%未満)や性欲減退(1%~5%未満)、肝機能障害など
当院は保険診療も行っておりますので、内科(生活習慣病など)で通院・処方されている方は採血データをチェックに使うことができます。

注意すること
  • 健康診断をうける際は本剤を服用していることをお知らせください
    前立腺のマーカーPSA値が低下するため
  • 服用中は献血ができません
    もし献血をしたい場合は、服用中止後『1か月』待つ必要があります。
  • 女性(特に妊婦)・子供の手が届かないところに保管してください
薬を途中でやめるとどうなる?

薬を飲まずに自然に経過した状態に戻ります。
薬が効いたことで髪の毛がとても増えていた場合は、やめることで脱毛がおこります。

ミノキシジル外用

頭皮のかぶれやかゆみ、違和感など
ミノキシジル外用薬は内服より効果がゆるやかで、重い副作用が起こりにくいです

予約

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