診療科目

呼吸器内科

呼吸器内科

蒲田駅東口クリニックの呼吸器内科の診療について

呼吸器内科は、咳や呼吸の苦しさをはじめとする、呼吸にまつわる症状について診療をおこなっております。蒲田駅東口クリニックでは、肺炎や気管支炎などの急性疾患から、気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの慢性疾患までを日本呼吸器学会認定の呼吸器専門医が診療しております。
※呼吸器専門医の診療日は担当医の勤務日に限られます。詳しくは担当医表をご確認ください。

また病状により、精密検査や専門施設での治療が必要と判断した場合は、速やかにご紹介いたします。

こんな症状でお困りではありませんか?

以下のような症状でお困りではないでしょうか?

  • 咳が長引く・夜に咳き込む
  • 階段や坂道で息切れする
  • いびきや睡眠中の呼吸の乱れ

それぞれどのような疾患が疑われるかを解説します。

咳が長引く・夜に咳き込む

咳が長引く・夜に咳き込むなどの症状がある場合は、以下のような疾患が疑われます。

  • 肺がん
  • 肺炎
  • 喘息
  • COPD
  • 肺血栓塞栓症
  • 心不全
  • 間質性肺炎
  • 胸膜炎

一般的な風邪であれば2〜3週間で次第に咳は治まります。しかし、3〜4週間以上、とくに8週間以上も咳が続く場合は、何らかの疾患が隠れている恐れがあります。問診と胸部レントゲン検査にて、肺などに異常がないかを調べる必要があります。

階段や坂道で息切れする

階段や坂道の運動で息切れが伴う代表的な疾患は、以下のようなものがあります。

  • COPD
  • 間質性肺炎
  • 心不全

息切れは体に酸素が足りていない状態です。こちらも胸部レントゲン検査や胸部CT、血液検査、心電図などの検査が必要です。

以前に喘息やCOPDと診断されたことがある方へ

喘息やCOPDを指摘されたことがある方で、長引く咳や息切れが現れている場合は、病状が悪化している恐れがあります。悪化していれば咳や息切れのほかに、喘息であれば喘鳴(ヒューヒューという呼吸)や息苦しさ、COPDであれば痰や発熱などが現れます。さらに悪化させないためにも早期に受診をしてください。

いびきや睡眠中の呼吸の乱れ

家族から大きないびきや寝ている間に呼吸が止まっていると指摘される場合は、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。寝ている間に何度も目が覚める、息苦しさで目が覚める場合は、無呼吸によって脳が覚醒してしまっています。

睡眠時無呼吸症候群は自覚しにくいこともあり、ご家族やパートナーから指摘されることが多いため、ぜひ早めの検査と治療を検討しましょう。

蒲田駅東口クリニックの呼吸器内科の特徴

当クリニックの呼吸器内科は以下のような特徴があります。

  • 呼吸器の専門医が診療を担当
  • 地域に密着した継続的な診療

それぞれの詳細を解説します。

呼吸器の専門医が診療を担当

当クリニックは日本呼吸器学会認定の呼吸器専門医が診察を担当しています。呼吸器専門医とは「日本呼吸器学会が定める呼吸器の臨床研修を3年以上修めている」など、特定の条件を満たした医師に与えられる資格です。

地域に密着した継続的な診療

蒲田駅東口クリニックは地域に密着した継続的な診療を提供しています。健康管理に関する相談や、診療のほか保健・福祉サービス等に関することもお気軽にご相談ください。

対応している主な疾患

蒲田駅東口クリニックで対応している主な疾患は以下の通りです。

気管支炎

気管支炎は、気管と気管支にウイルスや細菌が入り込んで炎症を起こすことをいいます。発症すると以下のような症状が現れます。

  • 発熱
  • 鼻水

症状が悪化すると呼吸が速くなり息苦しさなどが現れます。主な治療は、痰を出す薬や咳止め薬による薬物療法のほか、水分補給や十分な休養等の対症療法です。

肺炎

肺炎は主に細菌やウイルスに感染することで、肺が炎症を起こす疾患です。薬やアレルギーによって引き起こされることもあります。主な症状は以下の通りです。

  • 高熱
  • 胸の痛み
  • 激しい咳
  • 息切れ
  • 喘鳴

細菌やウイルスに対しては抗菌薬で治療します。高齢の方は誤嚥性肺炎を起こすリスクがあります。食べ物は少量ずつ口に入れるなど食事の仕方の工夫が大切です。

気管支喘息

気管支喘息とは、気管が慢性的に炎症を起こして、発作的に気管が狭くなる疾患です。気管が過敏な状態になっているため、以下のような症状が起きやすくなります。

  • 喘鳴
  • 息苦しさ

夜間から早朝にかけて症状が悪化する特徴があります。アレルギーによる炎症を抑える薬や細くなった気管支を広げる薬を併用して治療します。

咳喘息

咳喘息とは、喘鳴を伴わない咳のみが現れる喘息の一種です。咳喘息には以下のような特徴があります。

  • 8週間以上咳が続く
  • 喘鳴や息苦しさを伴わない
  • 痰がからまない

痰があったとしても、膿(うみ)を伴わないものが少量みられる程度です。気道の炎症を和らげる吸入ステロイド薬による治療が必要です。

百日咳

百日咳とは、けいれん性の激しい咳が長期間続く感染症です。主な症状は以下の通りです。

  • 鼻水
  • くしゃみ
  • はげしい咳

「顔を真っ赤にして連続した咳をしたのちに、ヒューと音を立てて大きく息を吸い込む」という特徴的な症状が現れます。乳児の場合は重症化しやすいため注意が必要です。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎とは、頑固な咳が特徴的な感染症です。主な症状は以下の通りです。

  • 発熱
  • 体のだるさ
  • 頭痛
  • 湿った咳
  • 胸の痛み

重症化すると肺炎を引き起こすことがあるため、抗菌薬による早期治療が重要です。

COPD/肺気腫

COPDとは、肺気腫や慢性気管支などを総称する慢性閉塞性肺疾患のことです。多くの場合は喫煙が原因で、中年以降に症状が現れ始めます。主な症状は以下の通りです。

  • 息切れ

進行の抑制と症状の改善のために禁煙は必須です。気管支を広げる吸入薬などにより症状を緩和させます。

肺がん

肺がんは日本において年間の死亡者数がもっとも多いがんです。以下のような症状が現れます。

  • 長期間続く咳と痰
  • 息切れ
  • 血痰
  • 胸の痛み
  • 声のかれ

他の呼吸器疾患と区別がしづらいのが特徴です。以上のような症状が現れている場合は、早期に医療機関を受診することを推奨します。

気胸

気胸は肺に穴が開いて、空気が胸の中に漏れる疾患です。若くて痩せた背の高い人に発症しやすいです。主に以下のような症状が現れます。

  • 胸の痛み
  • 息切れ
  • 息苦しさ

大量に空気が漏れると心臓を圧迫して危険な状態になることもあります。急な胸の痛みや息苦しさが現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

間質性肺炎

間質性肺炎とは、肺の間質という部分を中心に炎症が起きる疾患の総称です。多くは原因不明で治療が難しい疾患です。50歳以上の方に多く、主な症状は以下の通りです。

  • 息苦しさ
  • 痰を伴わない乾いた咳

進行すると着替えなどの動作でも、息切れが現れるようになります。ステロイド薬や免疫を抑える薬、咳止め薬などによる薬物療法が行われます。

肺結核

肺結核とは結核菌による感染症。1950年以前では日本人の死因のトップでしたが、現在は多くの場合薬で治療できます。主な症状は以下の通りです。

  • 血痰
  • 胸の痛み
  • 発熱
  • 冷汗
  • だるさ
  • やせ

2週間以上続く咳は肺結核の疑いがあります。症状が重くならないうちに受診しましょう。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする疾患です。以下のような経験がある方は注意が必要です。

  • 周囲の人にいびきがうるさいと指摘される
  • 夜間よく目が覚める
  • 起床時に頭痛やだるさがある

この疾患は、睡眠中の低酸素や日中の眠気のストレスなどにより高血圧や脳卒中、心筋梗塞などのリスクを高めます。早期に治療をすることが大切です。

医師紹介|呼吸器専門医による丁寧な診療

氏名

蝶名林 賢

略歴

2016年信州大学医学部医学科卒業
2016年東京医科歯科大学医学部附属病院 勤務
2017年平塚共済病院 勤務
2019年東京共済病院 勤務
2020年東京医科歯科大学医学部附属病院 勤務
2021年東京都立墨東病院 勤務
2023年柏市立柏病院 勤務
2025年医療法人社団エキクリ蒲田駅東口クリニック

資格

  • 日本専門医機構 内科専門医
  • 日本呼吸器学会 呼吸器専門医

患者様へメッセージ

これまで大学病院や地域の急性期病院で幅広く呼吸器内科の診療に携わり、多くの呼吸器疾患の診療経験を積んでまいりました。内科専門医および呼吸器専門医として、最新の医学知識と技術を活かした質の高い医療を提供できるよう努めております。

地域の皆さまが快適な生活を送れるよう、丁寧でわかりやすい説明を心がけ、安心して通っていただけるクリニックを目指しています。呼吸器のことで気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

よくあるご質問(FAQ)

呼吸器内科はいつ診療していますか?

呼吸器内科の診療は、担当医の勤務日に限られております。曜日によって担当医が不在の場合もございますので、最新のスケジュールは担当医表をご確認ください。

咳喘息と喘息の違いは何ですか?

咳喘息は、喘鳴や息苦しさが伴わない咳が現れます、一方、喘息は喘鳴や息苦しさを伴います。

予約は必要ですか?

予約なしで受診は可能ですが、当クリニックは予約優先制です。スムーズな診察のために事前のご予約を推奨いたします。